厚さと柔らかさを兼ね備えた優しいフィット感のアッパー
アッパー素材は人口皮革です。さらにアッパーには水を弾く素材が搭載されています。 アッパーは、厚さと柔らかさを兼ね備えており、履いたときの第一印象はなんといってもその履き心地の良さです。またアッパー内側の肌触りがとても良く、特にタンがソフトな肌さわりで足の甲と擦れることがなく優しくフィットしてくれる内側になっています。 また紐は伸縮して結びやすいタイプのため、縛った際足の甲との間に隙間ができにくい特徴があるため、靴紐を結んだ際のフィット感は抜群です。 アッパーの特徴は全体的にアディゼロアヴァンティ3より履きやすいです。
中ズレ防止の硬めヒールカウンターのあるアッパー
かかとは、ヒールカウンターが硬めです。アッパーが全体的に柔らかいのに対して、ヒールカウンターは硬さがあることでかかとを固定してくれ中ズレがしにくいようになっています。また、つま先にコーティングが施されており、少し破れにくいようも工夫が施されています。 横幅は同じASICS長距離スパイク内だと一番広い8.3cmでしたが、アディダスやMIZUNOのスパイクよりは狭い結果となりました。 またNewBalanceのULD5K(8.2cm)より少し広く、ズームビクトリーエリート2以外のNIKEスパイクよりも狭い結果となりました。
屈曲性が高く地面を捉えやすい柔らかいソール
ピンは取替式5本で金属製5mmの二段平行ピンが付属します。 ▶ソールの硬さ ソールは屈曲性が高く、母指球の反り始めている部分からつま先にかけて特に柔らかさを感じ、クセがなくとても履きやすい足に馴染むソールです。 また、ハイパーMDに比べアウトソールのクッションが全体に広がっているため、長距離スパイクらしくクッション性が高くなっています。しかし、踵部のミッドソールは見た目程のクッション性は無く、ミッドソールが全体的に厚いアディゼロ3やNIKEのマトゥンボ3と比べると、裸足に近い履き心地です。 ▶ソールの形 ソール前足部と土踏まずの間に、”溝”があるため非常に曲がりやすい設計になっています。
傾斜のないフラット形状なソール
ソールの反りは、プロモーションの中でメーカーが説明している通りフラットな作りになっているため、シューズのような感覚で走ることができます。クセがなくとても履きやすい形になっています。同じソールの反り具合のスパイクとして、NIKEのズームビクトリーエリート2やCOSMORACER LD2があります。ちなみにMIZUNOのジオスプラッシュ7(13°)やクロノディスト7(14°)が傾斜のなさではトップクラスです。ランニング感覚でフラットな接地がしたい方はこのあたりのスパイクを履くのが良いでしょう。