前作から耐久性も強化されたアッパー
前作の100m、200m対応から、2020年から100~400m対応に変更されています。 前作に続きフラットプレートですが、今作からプレート全面で走路をとらえることを追求したアウターソールデザインへ変更されています。 今作から「HL−0 MESH」と「DYNAWRAP」という二つの新たなテクノロジーが使用されています。 HL−0 MESHは、弾力性のある素材で、足を包み込むようなフィット感を実現しています。 また、MIZUNOクロノインクスのようにシューズの内外両方向からサポートをするDYNAWRAPによりしっかりホールドします。紐の締め付けと連動してベルトが締まりブレを抑制するため足とスパイクの一体感が一級品です。
試合でアジャストされるピッタリフィットアッパー
「HL−0 MESH」と「DYNAWRAP」を採用しているためフィット性が非常に高い反面、素材が少し硬い為、横幅が広い人は爪先部分が窮屈かもしれません。 もしあなたの足の横幅が比較的広く、窮屈な経験をしたことがあるなら、足に馴染ませるためには何度か試合などで履きならす必要があります。 踵部分はしっかりとホールドされている為、スパイクの中でのブレがない状況になります。踵部分のホールド性も高いため、他のアシックススパイクと比べるとズレ等も比較的少なく、スパイクの中の足のズレを気にすることなく走ることができます。
前作からさらにピンの減った1点突破構成
ピンは、つま先から1-2-1(外側)の固定式5mmピン4本となっています。 前作との変更点は、ピンが取換式6本から固定式4本になっています。 端的にジェットスプリント2は、接地面を最小限に抑えたプレートです。 摩擦やブレーキを最小限にするために、短く少数のピンと接地面積を極力小さくするようハニカムの凹凸状の構造になっています。 このため、グリップ感が好きな選手にとっては物足りなさを感じるでしょう。 同社のソニックスプリントエリート2に酷似していますが、それよりも細く摩擦の少ないピンが採用されています。 反面、接地時の重心移動や接地の安定性をサポートするサポート機能が少ないため、初心者や中級者には扱いが難しくなっています。
超フラット。短距離スパイクを変えたソール
ソールの反りはほぼなくフラットになっているため、脚を真下に降ろすことで、ソールの反発をもらえます。 しかし、中学生、高校生などの方は筋力差や接地時の反発のもらい方の技術が要求されるため、怪我に繋がる可能性があるので注意が必要です。