超軽量。長距離にも採用される軽量素材使用
アッパーは、アシックスの中距離走用スパイクCOSMORACER MDやソニックスプリントエリート2でも使用されているHL-0メッシュを使用しています。 ニットのように弾力性があり、高いフィット性で走行時のブレをなくし、パワーロスを抑えます。また中足部には内側から足の固定をサポートするDYNAWRAPが搭載されており、シューレースを引っ張ると連動してスパイクの内部からも締まる構造となっており、非常に安定感の強い一足です。 26cmで片足125gと軽さも特徴です。5段階評価中5の軽さで、他メーカーでメタスプリントより軽い短距離スパイクは、NIKEズームスーパーフライエリート2とズーム400、クロノオニキス2等です。
日本人にジャストフィットな作り
他のアシックス製品と同様、細めの設計ではありますが日本人に合わせて作られているため、足型で履きづらいと感じる人は少ないのではないでしょうか。アッパー素材が伸縮性のあるものなので、固いということもありません。かかと部分はしっかりと作られているため安定感もあります。 ただ若干、足を入れる入り口が少し狭く紐を前回にしないと履くのが少し大変かもしれません。実際に履いた感じも、密着感が強くいい意味で足全体がホールドされる横幅の感じです。 自分の靴サイズより0.5cm小さくなっている間隔です。また足の甲が高い方は少し履くのがきつくなるかもしれません。
脅威のピンなし短距離スパイク
▶ピンについて 史上初、ピンなしスパイク。ピンの代わりにハニカム構造の突起が8か所配置されています。 突起の配置は1-2-2-2-1で、他のスパイクでは見られない土踏まず手前部分にも突起があります。ASICSの技術により、ピンが抜ける際のエネルギーロスを軽減し、効率的な力の伝達を実現した画期的な一足です。このためピンなしでもグリップ力に心配ありません。 ▶硬度について カーボンファイバープレートとなっており、スパイクで一般的な樹脂材料よりも約5倍も軽くて強い素材であるため、非常に反発性が強いのが特徴です。目安としては手で曲げることには非常に困難な程度の硬さです。
ただのフラットではない、ちょうどいい反り
ソールの反りは、5段階評価中3と中間に位置しており、非常にちょうどよい反りの具合になっています。 実際に履いた感じ、傾斜の間隔はADIDASより高くないけど、ちょうどよい傾斜です。自然に転がるような接地ができる傾斜になります。 ADIDASの短距離スパイクよりは傾斜が小さく、NIKEのズームスーパーフライエリート2より高くちょうど良い傾斜のスパイクです。 桐生祥秀選手のフラット接地に合わせて設計されているため、世間ではフラットソール呼ばれ、平面なイメージを抱きそうですが実際は、適度にソールが有りちょうどよい傾斜のあるソールとなっています