一体感を作る紐とベルトの手厚い構造
アッパーは紐とベルトを採用しています。 SPブレード9のアッパー最大の特徴は、足と靴の一体感を感じることができる抜群のフィット性能です。 素材はHL-0メッシュを使用しており、非常に丈夫なだけでなく、収縮するという特徴があります。 この特徴より、使用者の足形に合わせてアッパーが足に吸着することで一体感を出すことが可能です。 また、このアッパーはソニックスプリントエリート2などの上級者向けスパイクモデルにも採用されているダイアラップ構造が搭載されており、前足部、中足部のズレ、ブレを防止します。 このため、収縮のあるアッパーにもかかわらず、接地時の激しい衝撃にも耐え、靴の中のズレを感じることなく競技に集中することができます。
標準日本人対応の足幅
横幅は標準的な広さで、かかとにいくに連れてシャープになっている形が特徴的なスパイクとなっています。 横幅は、上記でも記述したようなダイアラップ構造となっているため、足幅にとらわれずにフィットします。 そのため、足サイズが合わない場合を除き、誰が履いてもフィットするような履きやすいスパイクとなっています。 そのため、もしあなたが現状使用しているスパイクで爪先の爪が剥がれてしまったり足の外側が締め付けられて痛みを感じた経験があれば、アシックスのダイアラップ構造を用いたスパイクを履くことをおすすめします。 比較的足に圧迫感や靴ずれと行ったストレスを与えないので、冬季の走り込みなど比較的長い距離を走る練習にもおすすめのスパイクです。
しっかり地面をつかむソール
ピンの配置はつま先から数えて1-3(固定ピン)-4の計8本となっており、上級者向けスパイクが6本前後の中で、ピン数は多いです。 この+2ピンが地面をしっかりと捉えることで接地のサポートをしてくれるため、スムーズな接地が可能となります。 一方で、ピンが多いため地面との摩擦が多いので、100mを10秒中盤で走るような上級者はブレーキとなりストレスを感じる場合があります。 また、ソールにはイージーオーダーでも人気の屈曲性と安定性に優れたBDプレートを採用しており、アシックスのプレートの中では比較的柔らかいプレートです。 踵部分にはクッション材が入っているので、ハードル種目や冬季練習など足への衝撃がある場合におすすめです。
比較的反ったソール
プレートの反りは一般的なスパイクと比べかなり反っているプレートに分類されます。 その上比較的柔らかいソールのため、ストレスなくソールを曲げることができ、地面を押し出す際にしっかりと地面が押すことで、離地時の抜け感が良いソールです。 中級者の方は、接地から離地までの重心移動の感覚を掴むために利用することもお勧めです。離地時に体重を母指球に移動させやすく、もしあなたが接地から離地までの重心移動のスキルに自信がなくても、ソールが自動的にアシストしてくれます。 注意点として、プレートの角度が高いため、ふくらはぎの筋力などが弱い人は怪我をしやすくなるので十分に気を付けてください。