強度の高いアッパーで接地が安定
COSMORACER MD(コスモレーサー MD)のアッパー素材はラッセル構造の繊維でできており、伸縮性はそこまでないものの、かっちり足をホールドする強さがあります。反発力の強いソールとも相性が良く、直線はもちろんのことカーブでの接地が安定します。 練習用などで履き慣らすと2年ほどで外側のアッパー素材が破れてしまうという声も一部あるようですが、それまでは安定した接地をアシストします。 また、紐の素材は伸縮性がある素材になっているので、ぎゅっと縛りたい方は足の形に沿ったホールド感を感じられます。
ゆとりのある幅広なサイズ感
アッパーの全体の作りとしては、踵からつま先までかなり広めにできており、足幅が広い方でも履けるサイズ感にです。また、踵に固いサポーターがあり、前後左右のブレを押さえ接地時の安定感は抜群です。 ただし、アッパーの安定感が高い代わりに、他メーカーの中長距離スパイクと比べて145gと若干重くなっています。ミズノのクロノディスト7は135g、ニューバランスのMD800は126gです。新型モデルのCOSMORACER MD 2 は128gと、軽量化されており、どちらを購入するかで迷った場合、値段で選ぶならCOSMORACER MD、性能で選ぶならCOSMORACER MD 2をおすすめします。 ※重さは26cmで計算
重心バランスの良いソール設計
◆ピンについて ピン数は5本で、他のメーカーの中距離スパイクに比べると少ないです。(参考:NIKE マンバV、MIZUNO ジオスプラッシュ7:6本) 前半3本後半2本で少し離れています。これにより、スパイク前足部でフラットに接地することができます。 ◆ソールについて 中距離スパイクの中ではかなり反発の強いプレートを使用していて、つま先から踵まで1枚のプレートで覆われる構造になっています。一般的に、中距離スパイクのプレートは疲労を軽減するために屈曲性を高めるため、前足部のみですのでスプリントを重視した中距離スパイクと言えます。 ソールの反発性に関しては中距離スパイクの中では最上級で、Adizero MDに次ぐ反発力です。
やや前重心より〜フラット接地型まで対応
ソールの傾斜に関しては、他スパイクと比べると中間からやや傾斜強めになります。 フラット接地の方も、つま先接地の方もバランスよくお使いいただける傾斜バランスになっていますが、やや前重心寄りに属します。 正直、女性の方でしたら短距離の種目の利用も問題ないです。