安心して出力を上げられる厚く頑丈なニットアッパー
アッパーは、ニットでできており全体的に厚く頑丈です。アッパーの厚さとつま先のコーディングのおかげで、軽量化を追求する他の長距離スパイクよりも耐久性が高い作りになっています。しかし、結構な厚さがあるため、少し蒸れやすく熱が溜まりやすく長距離を走る上では難点です。更に3000mSCの水壕など水を多く吸っていしまい重くなる部分も要注意です。(防水加工なし※メーカー確認済み) メーカーが推奨している3000mSCでの使用というより、耐久性を評価して練習用に使うのがおすすめなスパイクです。 なお、紐が伸縮するタイプのため、足の形に沿ったフィット感を生み出すことができます。
3000mSCに対応した頑丈なコーディングが施されたアッパー
つま先にコーティングがあり破けにくい作りになっており、3000mSCの激しい着地時につま先に掛かる負荷からスパイクを守る頑丈な特徴があります。 横幅は、圧倒的に広くキツくないサイズ感のため、スムーズに履くことができます。またヒールカウンター(かかとの後ろ側)も硬くガッチリしている作りのため、安定感があります。 現在Pickerが取り扱っている長距離スパイクのうちヒールカウンターが硬いタイプのものは、ミズノのスパイク(当スパイクジオスパートLDとジオスプラッシュ7)とNew BalanceのULD5Kのみとなっています。
比較的柔らかめな初心者向けのソール
ピンは全7本で、7mmピンが付属します。取替式の5本は2-3の配置になっており、固定式の2本は2.5mmです。 長距離としては比較的多く、接地時にしっかり地面を捉えることのできるピン配置です。 先端プレートには硬さがあり3000m以上走る場合は、足への負担が懸念されます。ただしNIKEやADIDAS、New Balanceの中長距離スパイク程の硬さはなく様々な種目に対応したプレートになります。このため初心者にも扱える長距離スパイクと言えます。 また踵部には、NIKE ズームマンバVと同様にシャークスキンが採用されており、3000mSCなどの濡れた環境でも滑らないような作りになっています。 なお、このソールはMIZUNO ジオスプラッシュ7と同じものになります。
傾斜のある乗り込みやすい形状のソール
ソールの反りは、New BalanceのULD5KやNIKEのマンバV、マトゥンボ3等とほぼ同じ傾斜となっており、同じくミズノのメーカーの長距離用スパイクであるジオスプラッシュ7より傾斜の大きい反りになっています。ソールの反りが大きいことで、接地時に前足部で地面をしっかり押して推進力をより生み出しやすくなります。