ケガから守る安定感のあるアッパー
メッシュ素材を使用しており、アッパー素材の内側外側両方にホールド性を保つ樹脂素材を使用し、補強材として使用されています。そのため、スパイクの中でブレが少なく、足が地面と接地するときも安定するように設計されています。 紐も分厚い素材でできており、結んだときのホールド感を感じられるでしょう。ただし、紐の素材は伸縮性があるものではないので、フィット感を求める方は伸縮性のある紐を別途購入することをすすめします。 足首付近のサポートも軽量化重視というよりかは、接地の安定感やホールド感重視という設計になっており、固めな樹脂素材でホールドされています。 通気性も良く、雨天時にも対応できる素材かと言えます。 若干雨天時は水はけが良いとはいえ、若干重くはなります。
ゆとりのある幅広なサイズ感
メーカーのアシックス自体の特徴でもありますが、踵からつま先まで広めに作られています。陸上スパイク用の薄い靴下などを持っておらず、分厚めの靴下を利用している方でも問題なく入るくらいのゆとりがあります。 また、かかとの部分には固めのサポーターもついており、接地の安定をサポートします。このサポーターがあることで、1歩1歩の接地が安定し、反発を逃さず走ることが可能になります。特に、走りの中で接地でぐらつくなどの課題感がある方は走りの矯正としても効果的に使用できるかと思います。
入門モデル内では高反発なフルプレート構造
ピン数は5本で、他のメーカーの中距離スパイクに比べると少ないです。（参考：NIKE マンバV、MIZUNO ジオスプラッシュ7：6本） ピン配置は内側に3本一直線に並んでおり、内側重心での接地に意識が向くような構造です。 ソールは上位モデル（adizero mdやCOSMORACER MD2）と同じく、つま先から踵まで1枚のプレートで覆われる構造になっており、入門者向けスパイクとしてはやや硬いプレートになっています。 さらに、ギザギザしたプレートが特徴的で、土・オールウェザーどちらのフィールドでも滑りにくい構造になっているのでケガのリスク軽減としても安心して使えるスパイクになっています。 なお、ソールの耐久性はやや低く、数回ほど履き慣らすと柔らかくなってきます。
ランニングシューズのようなクッション性のあるミッドソール
ソールの傾斜に関しては、ややフラット気味に設計されています。つま先から地面を捉えていくというよりか、足全体で地面を捉えるフラット接地のような走りのイメージにマッチするソールになっています。 また、つま先からかかと側までクッションがついており、ランニングシューズのミッドソールのような素材が使われています。ですので、着地時に足への負担を軽減させ、足の裏全体で地面を捉えるような走りもスムーズに重心移動できるような構造になっています。 ですので、つま先から接地してそのまま抜けていくようなイメージの選手にはあまり相性がよくないかもしれません。かかと側からつま先に重心を移動させて抜けていくような走りのイメージがある方には特におすすめできます。
