ソールを連動させるアッパー
サイバーブレード最大の特徴は、ベルトでヒール部分から引き上げるサイバーフィットを採用していることです。 これにより、ベルトを締める際に踵もしっかりと締まるため、踵部から足とスパイクの一体感が感じられるようなっています。 また、ベロ上部にストレッチ素材を採用することで、疾走中の足首とベロの摩擦が軽減されています。 これによって、接地した時にも靴のズレを感じずらくなっており、さらにブレーキを感じずらく靴と足の一体感が抜群の一足です。 足首部、中足部、踏み付け部の3点をベルトで固定する構造にしている為、足とスパイクのズレによるパワーロスを抑え、優れたパフォーマンスを引き出します。
日本人対応の細造
サイバーブレードHFの横幅は、5段階評価中3と中間的な評価になりました。 ただ素材が少し硬い為、横幅が広い人は爪先部分にて少し窮屈さを感じるかもしれません。 NIKEやADIDAS、NewBalanceなどの海外短距離スパイクが狭すぎて履けない選手でも、サイバーブレードなら問題なく履くことのできる横幅になっています。 かかと部分はしっかりとホールドされている為、スパイクの中でのブレがない状況になります。 かかと部分もしっかりとしており、ズレ等もゼロに近い状況を生み出しているため、ストレスがない状況で走れます。
地面を感じるソール
ピンの配置はつま先から1-3-4となっており、その内固定式3本です。 固定ピンはしっかり地面を捉える役割があり、その固定ピンが真ん中にあるため、地面からの力を余すことなく捉えることができます。 また、アシックスのオールウェザー専用のスパイクの中では一番柔らかいソールになります。 プレートは、スプリントのパワーロスを軽減してくれるような設計になっています。 かかと部分にはクッション材が入っているため、強い衝撃が多くかかるハードルにも対応しています。 スパイク全体はかなり軟らかいのですが、土踏まずの所は硬いため神経質の人には気になるかもしれません。また、脚への負担が少ないのが特徴です。
中級者以上。脱初心者ソール
角度のあるプレートになっていますが、ピンの配置が多いことや、ソールの歪曲度が少ないのが特徴で、接地が安定しやすいスパイクになっています。 サイバーブレードは、若干内側に傾いていることで体重を母子球に載せやすい構造になっています。 このため、地面を押し出す際にしっかりと地面が押すことができ、離地時の抜け感がとてもいいスパイクです。 プレートの角度が高いため、脹脛の筋力などが弱い人は怪我をしやすくなるので十分に気を付けないといけません。