継ぎ目なし1枚生地の柔らかアッパー
アッパーの固定には紐を採用しています。非常に薄くて軽い素材を使用しているため、まるで履いていることを忘れるような軽さを感じることができます。 また、アッパーはシームレス構造なことも特徴の一つです。 ほとんど継ぎ目がないため一つのアッパーに包まれるように使用でき、フィット性が非常に高いです。 アッパー部分が非常に薄く柔らかいため、指の背屈がしやすく離地の際の押し込みでもアッパーの圧迫感を感じず自由に指のコントロールができます。 また、軽さの代わりに生地が薄いため耐久性にお気をつけください。
足全体を包み込むアッパー
爪先部分はやや細めに作られています。そのため、あなたがもし足幅がやや太めの選手の場合、使用時にやや窮屈さを感じるかもしれません。 縫い目や継ぎ目が少なくアッパー全体が一つのパーツでできているような構造のため、このアッパー独特の抱擁感や圧迫感があります。 そのため、包み込まれるようなフィット感が好きな選手にはお勧めです。 かかと部は、人工皮革で補強しただけのシンプルな作りとなっています。特別ベルトによる締め上げなどがないため、かかとの形が合わない場合は靴ずれや隙間が気になるかもしれません。
実践向きの選手を邪魔をしないスパイク
ピンは爪先から1-2(固定ピン)-1-3(中心のみ固定ピン)の7本となっており、足の中心にピンが集中しているため、重心移動を行いやすいピン配置です。 その反面、配置が中心に集中＝内/外側にないということは、外接地が左右にブレやすいです。故に接地の技術が要求される上級者〜中級者向きのスパイクです。 接地面のグリップ力を高めるために、ソールには凹凸がありしっかり地面を掴むように補助してくれます。 反発も中程度に設計されており、履きこなすには十分な筋力を要求されます。 また、プレートも軽さを追求して薄く作られているので練習用で使用すると足を痛める可能性があるので注意が必要です。
短距離らしい反りと反発性
ソールの反りは非常に傾いており、非常に軽く反発性のあるプレートを採用しているため、ソールの反りを利用して乗り込むことで非常に強力な反発を得られます。 大変軽く反発が強く、走りを邪魔しない作りである反面、十分な接地技術や筋力が要求される、履きこなしが難しいソールです。 しかし、履きこなせれば短い接地時間で強い反発力が得られるため、より跳ねるように走ることが可能になります。 また、反りがあるため重心移動を前に行いやすく、接地時の重心移動の感覚を掴みたい選手にはおすすめのスパイクとなっています。
