安心のMIZUNOクオリティのアッパー
一般的な紐+ベルトの2段構成で、同社のフィールドジオLJ(Field Geo LJ)と同じものです。 素材は、合成繊維(メッシュ部分)と人工皮革(エナメル質部分)です。 特徴①べろ(アッパー中央についている甲部分を覆う部分)と靴紐の薄さ 特徴②つま先上部のメッシュ生地についた補強テープ べろと紐は、他社の走幅跳スパイクに比べ圧倒的に薄くmizunoの代表作であるクロノインクスと同様な薄さです。この薄さによって、足と紐が限りなく近くで結ばれるため、足と靴が一体となることで靴ズレが起きなくなり、フィット感を生み出します。 続いて、三段跳という非常に大きな負荷がかかる競技において、欠かせない補強テープです。ホップ・ステップの際に、横揺れを軽減し、力のロスを軽減してくれます。
日本人に寄り添った幅広設計
MIZUNOという日本メーカーだけあって日本人の足にちょうどいい大きさに作られています。 つま先部分も踵部分も比較的太めに作られています。かといって必要以上に太いといった印象はなく、むしろ丁度足にフィットしてくれる大きさに作られており、流石だなと感じます。 また、フィールドジオLJ(Field Geo LJ)と同様に、かかとはしっかりと作られている印象です。つま先側でメッシュ生地を使っているせいか、かかとの人工皮革のみで作られている踵部分は丈夫に作られているように感じられます。また、メッシュ生地の対比だけでなく、この踵部分はベルトを除き、アッパー全体の中で唯一、人工皮革が多重に縫いこまれています。
安心できる安定感を生み出すソール
ソールは、アッパーと違いフィールドジオLJと別物です。 三段跳は足に負荷のかかる種目の一つであり、走幅跳よりも衝撃が大きくなるため、反発剤が増量されソールの厚さが分厚くなっています。 また、反発剤の位置です。フィールドジオLJとAJで横に並べて見比べて貰えば分かりますが、この反発剤(黄色い部分)の入っている部分が、LJでは前足部なのに対して、三段跳用のフィールドジオAJでは、踵部分に沢山入っていることが分かります。反発剤が踵に入っていることで、フラット接地時に足裏全体で反発を受け、ホップ・スッテプが跳びやすくなっています。 ADIDASのアディゼロTJ/PVと同様に踵部分はゴム性の滑り止めになっており、ホップ・ステップ・ジャンプの3回の跳躍をスムーズにかつ滑ることなく行えます。
踏切やすいフラットソール
ソールの反りについては、他社の三段跳スパイクのトリプルジャンプ PRO(Triple Jump PRO)/ASICS・アディゼロTJ(Adizero TJ)/ADIDAS・トリプルジャンプエリート(TRIPLE JUMP ELITE)/NIKEと比べ、フラットに作られています。 しかしながら、前足部の凸面は他社三段跳スパイクよりもコンパクトに膨らんでおり、実際に履いて跳躍をすると踏切のアシストとして転がる感覚が大きく感じられます。