安心のMIZUNOクオリティのアッパー
アッパーは、前作をそのまま踏襲した紐+ベルトで、 素材は、合成繊維(メッシュ部分)と人工皮革(エナメル質部分)です。 特徴①べろ(アッパー中央についている甲部分を覆う部分)と靴紐の薄さ 特徴②つま先上部のメッシュ生地についた補強テープ べろと紐は、他社の走幅跳スパイクに比べ圧倒的に薄くmizunoの代表作であるクロノインクスと同様な薄さです。この薄さによって、足と紐が限りなく近くで結ばれるため、足と靴が一体感が生じます。このため靴ズレが起きなくなり、高いフィット感があります。 また、この一体感により実際の重さよりもスパイクを軽く感じます。 補強テープですが、踏切時に、横揺れを軽減し、力のロスを軽減してくれます。
日本人に寄り添った幅広設計
日本のメーカーが日本人のために作ったようなスパイクになっているため、スパイクの横幅が比較的太めに作られています。アディゼロLJと比べると太くはありませんが、ロングジャンププロ(Long Jump PRO)/ASICS・ズームLJ4(Zoom LJ4)/NIKEと比べるとゆったりとしたつま先幅の作りになっています。 かかとに関しては、しっかりと作られている印象です。つま先側でメッシュ生地を使っているせいか、かかとの人工皮革のみで作られているかかと部は丈夫に作られているように感じられます。また、メッシュ生地の対比だけでなく、このかかとはスパイクのアッパー全体の中で一番硬く作られています。このかかと部だけ人工皮革が多重に縫いこまれているのです。
安心できる安定感を生み出すソール
今作は、世界陸連の規約140条改訂の影響から、前足部ミッドソールの反発剤(前作ソール断面の黄色い部分)が無くなり10g軽く、ASICSのロングジャンププロと同じ程度ぼ重さになっています。 反発剤の除去でソール自体が薄くなり、つま先の屈曲が多少し易くなっています。 前足部&踵部のシャークスキン構造です。ソール内部の前後をつなぐ支柱が1枚板ソールのように機能します。 シャークスキンについては、前作の別注で某S社発売していた、少し突起が大きいものに変更され摩擦力が向上しています。 また前作同様、他社には見られない爪がつま先にあり、踏切時の離陸ギリギリまで力を伝えることが出来ます。 ピンは9本でロングジャンププロ(1-3-5)と同じですが、ピン配置が2-3-4になっているため、フィールドジオLJ-Cの方が安定性が高いです。
踏切やすいフラットソール
ソールの反りについては、前作以上にフラットに作られています。 前作フィールドジオLJ-B(Field Geo LJ-B)・ロングジャンププロ(Long Jump PRO)/ASICS・アディゼロLJ(Adizero LJ)/ADIDAS・ズームLJ4(Zoom LJ4)/NIKEと比べてもだいぶフラットと言えます。 しかしながら、このフラットなソールによって走りづらいと言った印象はなく、助走の際もスピードを上げることにさほど抵抗はありません。前作では、ロングジャンププロ(Long Jump PRO)/ASICSに劣っていた助走のし易さも改善されており、バランスの良い上級者向け走幅跳スパイクに仕上がっています。