脱初心者、応援設計
アッパーの固定は紐とベルトで行います。 アッパーは人工皮革と合成繊維のラッセル構造で構成されています。 これらの素材は一般的な初級〜中級レベルのスパイクに使われている素材であり、軽くて強いことが特徴です。 同社の上級者向けスパイク、ジェットスプリント(JET SPRINT)などと比べると重いですが、エントリーモデルと比べ軽く非常に丈夫です。 フィット感はアシックス製のエントリーモデル、エフォートMK(EFORT MK)と同様に、アップシューズに近い履き心地です。 アシックスの上級スパイク、SPブレード9(SP BLADE 9)などにあるようなダイナラップ構造を用いたスパイクと比べるとフィット感は劣ります。
他種目中級者対応の器用なスパイク
足幅は、同社の初心者スパイクのエフォートMK(EFORT MK)より狭く、ジェットスプリント(JET SPRINT)よりも広い作りで、標準的な広さになっています。 しかし、短距離から長距離まで全てに対応しているため、例えば短距離であればフィット性が小さい、逆に長距離を走るにはソールの反発が強すぎると感じる人がいるかもしれません。 かかとや爪先はアシックスの標準的なアップシューズに近い形であるため、もしあなたがアシックスのアップシューズを日常的に履きこなしているのであれば、問題なくこちらのスパイクも履きこなすことができます。 アップシューズのような感覚で履きこなすことができるため、初心者にも履きやすいスパイクとなっています。
走幅跳にも使えるグリップ性
ピンの配置は、爪先から1-2-1(外側)-3の合計7本で、バランスよく配置されており安定した接地を行うことが可能です。 全面的にフラットなソールは、接地の際に抜群の安定感を生み出します。 この安定感により、幅広い種目でも競技を選ばずにこのスパイクを履ことができます。 接地をサポートするピン配置との相乗効果によって初心者にも安心して扱える非常に馴染みやすいスパイクです。 また、踵部分のシャークスキンはゴムのようにになっており、滑り止め効果があります。しかしながら、adidasのスパイクのように、金属質なシャークスキンではないため、経年とともに比較的早く機能不全になってしまいます。一つ買い替えに指標にしてみてください。
練習用でも使える万能型
短距離スパイクであることを考えると、ソールの反りはほとんどありません。 ただし、同社のジェットスプリント(JET SPRINT)よりはソールの反りがあります。 このスパイクの1番の特徴として、名前にもあるように爪先部からかかと部までほとんどフラットであることが挙げられます。 このため、同社の走幅跳スパイク、ロングジャンプ PRO(Long Jump PRO)は走幅跳を専門と決めた際にはおすすめですが、専門種目について悩んでいる方には走幅跳スパイクと短距離スパイクのハイブリットとしておすすめです。 走幅跳も可能ばこのフラット構造によって、初心者でも安定的に接地ができるため、接地の感覚の矯正などを行うには非常に向いているスパイクと言えます。